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【一条工務店】i-smartへV2Hの設置は可能!メリットデメリットや導入方法(準備)先行配管の種類とスペースも解説

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ガソリン自動車から電気自動車への時代変換(EVシフト)がきていますね。

電気自動車を自宅で充電したり、充電した電気を自宅で使う、そんなシステムがV2H(Vehicle(車) to Home(家)システムです。

電気自動車の蓄電池を自宅の蓄電池として使用できるV2H(Vehicle(車) to Home(家)システムですが、一条工務店のi-smart2にも設置、導入することが出来ます。

2023年11月追記 車→家への給電は停電時限定となりますが、一条工務店でも正式に「オリジナルV2Hシステム」を導入することができる電力大革命が発表されています。詳細は後ほど記事にしたいと思います。

本記事では、一条工務店のアイスマート(グランスマート)にオリジナルV2Hシステムではなく、社外製品のV2Hシステムを導入するために図面上必要な準備について記載しています。

はじめに答えを書いておきますと、一条工務店の注文住宅でV2Hを導入するには配電盤までの空配管が必要です。

空配管はオプションですので、本記事では導入に際して必要な配管の具体的な太さや数量、図面上の指示と、オプション費用についても解説していきます。(私が設計を行っていた2021年6月の情報をもとに解説しています。)

本記事でわかること

  • 一条工務店でV2H導入に必要な配管がわかる。
  • 図面上の指示ができる。
  • 先行配管以外に考えなくてはいけないこともわかる。

本記事では上記のようなことを理解することができるでしょう。

実際に次の打ち合わせで導入依頼をかけることができる程度まで詳細に書いています。

しかし、私自身の話ですが、V2H導入を最後の最後まで検討していたにもかかわらず、先行配管をしないことを選択しました。(ですが、入居1年11ヶ月後の2023月11月現在、この決断は超絶後悔ポイントの一つです・・・)

本当は付けたかったですが、、実は先行配管はやめました。

ただ、将来的に基礎を通すことでV2H導入は可能な状態にしています。

本記事ではV2H導入のメリットやデメリットの紹介から、私がV2Hを採用しなかった理由についても書いていきたいと思います。

北海道ならでは、という理由もあります。

ぜひ最後まで目を通していただければ幸いです。

目次

V2H(Vehicle to Home)とはなに?

まず、V2Hに関して簡単に解説していきますね。

V2HはVehicle to Homeの略語で、電気自動車の電気を家で使えるようにしたシステムのことを言います。

世界で初めてV2Hシステムを開発したニチコンの公式ホームページにはこのように書いてあります。

EV/PHVの大容量バッテリーから電力を取り出し、分電盤を通じて家庭の電力として使用できる仕組みを言います。

EVパワーステーション https://www.nichicon.co.jp/products/v2h/

要するに、電気自動車に残っている電気を家の配電盤に繋ぎ、そのまま家の蓄電池として用いることができるという発想のシステムです。

V2Hを導入する際の主な商品は「EVパワーステーション」で、住宅完成後に設置する順番となります。

現在のところEVパワーステーションに関しては一条工務店の正式なオプションとしては採用されていない(2023年11月現在、電力大革命の中にオリジナルV2Hシステムを選択できます。)ため、住宅建設時は配管のみ施工可能です。

V2H導入のメリットは?

2021年現在、一条工務店で家を建てる際には「電力革命」というオプションパッケージで格安に蓄電池を採用することができます。

したがって、V2Hを導入しなくても、停電時の対策はできているわけなのですが、それでもV2Hを導入した方が良い点があります。

それは、一条工務店で用いられている蓄電池と比較し、倍以上の電池容量を誇り、より給電可能時間が延長する点EVコンセントよりも充電が早いことがメリットとなります。

一条工務店オリジナル蓄電池:7.04kWh

例)日産LEAF:62kWh (https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/leaf.html)

電池容量はその差、約9倍もありますね。

また、車両への充電速度は、一条工務店標準のEVコンセント(200V)と比較して最大2倍のスピードで充電が可能になります。(データ出典:https://www.nichicon.co.jp/products/v2h/about/feature/#feature03)

V2H導入に必要な先行配管は28パイ3本!

電気自動車の電気を屋内で使用する場合、外のV2Hスタンドから屋内の配電盤の箇所まで電気ケーブルを接続する必要があります。

3本の28Φ(パイ)の太さの空配管を配電盤近くまで伸ばすべし!

以下に我が家の先行配管(電気図面)を示します。

外壁の●→◇に向かって先行配管を3本伸ばす指示になります。

外壁:配管の入り口指示
脱衣所:配電盤があるところに配管の出口あり

分かりますでしょうか。

全体の電気図面を載せていないのでイメージが湧きにくいかもしれませんが、駐車場の直近の外壁から脱衣所に向けて先行配管指示を行っています。

脱衣所で配電盤に電気を供給する、という感じですね。

このように屋外から家庭内配電盤からV2Hスタンドの箇所に3本の28パイの太さの先行配管を通しておくことで、必要な電気ケーブルを通すことができます。

2021年6月時点では3万円弱のオプションで設置することができました。(後ほど正確な金額を記載します。)

先行配管時の注意点(スペース問題)

V2H先行配管を屋内配電盤近くに設置する際に注意をしなくてはいけない点が一つあります。

これは私もノーマークでして、V2Hの先行配管を諦めた理由の一つでもあります。

それは、V2Hの電気ケーブルの配電ボックス(中継機)が必要になることです。

一条工務店の配電盤とは別に、V2Hシステム用の配電盤を取り付けるスペースの確保をしてください。

その配電ボックスの実際の写真を見る機会があったのですが、

配電ボックスの大きさは、ひとまわり大きなティッシュケース、という印象でした。

あらかじめそれらの配電ボックスの設置スペースを作成する必要があります。

しかも2つ

ご自宅に太陽光発電を導入する予定であれば、すでに配電盤は2つ計画されています。

かなりのスペースを準備しなくてはいけなくなります。

我が家では1帖の脱衣所にそれらの配電盤を設置する場所がなく、導入を取りやめました。(後付けV2Hは可能)

ただし、実際にどの程度の大きさの配電ボックスが装着されるかは導入時にしかわからないようですので注意が必要です。

私がV2H用の先行配管の指示を取りやめた理由

ここまでV2Hの導入の利点や必要な配管などをしっかり調べたにもかかわらず、私は設計段階でV2H用の先行配管の設置を見送ることにしました。

その理由を説明してきたいと思います。

V2H先行配管のデメリットが北海道ではキツそう

V2Hは先行配管は将来的にV2Hシステムの導入時にはスムーズに工事が運ぶというメリットがあります。

しかし、V2Hシステムをすぐに購入し、敗戦しない場合には直近で下記のデメリットが考えられます。

おおきなデメリットは2種類あり、気密性の低下と外気の流入による室内設置場所の気温低下の懸念です。

気密性の低下が生じる

28パイの3本の先行配管は相当太いです。1本500円玉程度の直径のある管が3本も必要であり、外壁から直接屋内に配管されます。

営業さんや設計士さんからも指摘いただきましたが、一条工務店の特徴である高気密高断熱の住宅にこのような大きなトンネルを作ってしまうと気密性が落ちてしまいます。

設置場所の寒さの懸念

計画段階では、駐車場とする予定の家の前面から配電盤のある脱衣場に先行配管を通していました。

脱衣所に大きな先行配管が3本も通っていると外気が直接入ってくる可能性があります。(いくら蓋をしていても)

よって、冬の寒い北海道の外気を直接脱衣所に取り込むような配管はまずいらないだろう、ということでV2Hの先行配管を取りやめました。

これら2つのデメリットの対策は?

もちろんデメリットの対策もあり、打ち合わせ段階で提案いただけました。

それは、V2Hの配線をするまでは先行配管の入口、出口共に粘土状のパテで塞いでおくというものです。

まあ、確かにその方法で塞ぐことは可能だと思います。

もしあなたが私と同じような悩みを持っていたとして、どうしてもV2Hの先行配管を付けたい場合の対策になるでしょう。

その他、私がV2H先行配管を導入しなかった理由

私がV2Hの先行配管を計画から外したその他の理由を書いていきます。

  • 現在電気自動車を所有しておらず、入居後すぐにV2Hシステムを使用するわけではない
  • 次に購入する車も電気自動車と決めているわけではない
  • 電気自動車の充電は自宅で行う可能性が低いと予想(電源ステーション整備が充実する可能性あり)
  • V2Hは平成25年の商品であり、私が電気自動車を買う頃にはすでに新しい技術ができているのではないかと予想したため
  • 家中の全ての電気を賄えるわけではない(ブレーカー単位の局所的な通電になるよう)
  • テスラ車が気になっている(設計段階ではV2Hシステムは使えない)

将来、電気自動車の電気の有効活用用にV2Hの導入を考えていましたが、いつ導入するかわからない自動車のために、先行配管からの冷気が屋内に送り込まれ、日々の生活の質が下がってしまっては本末転倒です。

2023年11月追記 先行配管だけでもしておけばよかった、、と大後悔中です。。。ご参考までに。笑

特に我が家は脱衣場に配電盤があり、冬の寒い時期に外気がいり、屋内が寒けれは一条工務店で家を建てている意味がありません。。

いくらi-smartの高機密高断熱、床暖房を持ってしても直接な冷気が大量に入ってきた場合は寒いでしょう。

マイナス15度程度の外気が入ってきてしまう、と想像しただけでも風邪をひきそうですね笑。

V2Hを後付けで導入する場合は基礎経由で配線

いろいろ先行配管を計画しなかった理由を述べてきましたが、V2Hを諦めたわけではありません。

計画段階でV2Hの先行配管を作成しなかった場合でもV2Hの導入は可能です。

その際は基礎経由で配電盤に配管を通します。

礎に開いている通気口から3本の電気ケーブルを取り込み、基礎の中、床下を通って配電盤の直下へとケーブルを取り回します。

そこから直上にケーブルを伸ばすことで配電盤に接速することでV2Hの導入が可能です。

(先行配管よりも基礎や壁を工事するためお金はますが、機密性の低下、外気の流入が起こるよりは良いと思います)

2023年11月追記
上記基礎通気口を通した配管はオススメしません。北海道の冬に基礎換気口が一つでも開いていると水道が凍結し、水が出なくなります。
また、屋内とはいえ建物に穴を開けることになるため、一条工務店の建物の保証が切れてしまう可能性があります。(担当営業さんに確認中です。)

まとめ

それではまとめに入ります。

V2H導入の利点は、一条工務店オリジナル蓄電池よりも大容量の電池として電気自動車を使用できる点充電速度が早い点があげられます。

一条工務店のi-smart2にもV2Hの先行配管を通すことができ、必要な太さは28パイ、本数は3本、3万円弱で実施可能です。(社外V2Hシステムの場合)

再告知!2023年11月現在、一条工務店が「オリジナルV2Hシステム」を電力大革命の中で販売しています。

また、配電盤の周りに中継機を設置するためのスペースが必要です。

太い配管で外の外気を直接取り入れてしまうため、機密性の低下、冬には気温の低下につながる可能性が指摘されました。

設計計画段階で先行配管を導入しなくても、基礎経由で設置もできる可能性があります。

電気自動車は、一条工務店のオリジナル蓄電池よりも大容量の電力を蓄電できるため、蓄電池がついている家庭においてもV2Hの導入が進んでいるのかと思いました。

しかし、私の担当営業さんの話によると、一条工務店の電力革命パッケージのオリジナルの蓄電池で十分だと考える人が大半なため、V2Hの導入件数自体が減少傾向にあるようです。(2021年6月時点)

いかがでしたでしょうか。

電気料金の値上げや電気自動車の普及に伴い、電気自動車を電池として上手に使用する必要性が増加してくるのではないかと思っています。災害時のより手厚い保険として考えても良いですよね。

現在電気自動車をお持ち、もしくはV2H対応の電気自動車の購入が決定している人で社外V2Hシステムを利用したい方は設計段階で先行配管を通しておくことをお勧めいたします。(設計士さんに聞いてみてください)

本記事が少しでもお役に立てることを祈っています。

また、本記事は私が設計していた2021年6月時点の情報を元に執筆しており、もしかしたら誤りもあるかもしれません。誤りを見つけた方はコメントをしていただけますと、これから読まれる方に向けても非常に助かります。

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コメント

コメント一覧 (4件)

  • 現在一条工務店で設計段階、来年初夏の引越し目指して日々あーでもないこーでもないと
    無い知恵を絞っておるところです。
    電力革命と銘打ってキャンペーンしているので、
    一条のEVコンセントは太陽光発電とリンクしているものと思っていました。
    が、調べていくとそうではない。
    また200Vでは時間がかかって夜間充電では間に合わない等問題もあると…
    更にはテスラ車を購入検討しているので、V2Hでも適合しないなど、どうしたものかと思案中です。
    テスラ社製の蓄電池などいろいろ勉強してみようと思っています。
    有難い情報でした。

  • 京理子さま

    コメントありがとうございます!

    今まさに設計段階なのですね!色々考えることが多いと思いますが、素敵なおうちになりますように!

    太陽光発電から直に車に充電ができないのは、痒いところに手が届かない感じがします。

    EVコンセントはあくまでも「おまけ」の扱いかもしれませんね。
    通常は街中の急速充電を使うしかないか、なんて思っています。

    テスラ車を買われるんですね!憧れます。
    私も買うならテスラ車だと思います。

    後から壁付けもしくはカーポートなどに「ウォールコネクター」をつける方法が良いのかな、と思っています。(車を蓄電池としては使えませんが)

    テスラの蓄電池は高くて手が出ませんでした。

    お役に立てたようで嬉しかったです。
    ありがとうございました!

  • HIT様

    一条工務店でのV2H導入検討にあたり、こちらのページに行きつきました。
    私も、テスラ購入を検討しており、新築時、先行配管や200Vの設置はしませんでした。

    現状迷っていることがありもし分かればお力添えいただければと思いコメントしました。

    迷ってることは、
    ①リーフ40kwを中古購入しV2H導入(多分補助金使える)その後テスラ購入
    ②テスラ購入しその際にテスラパワーウォール導入

    補助金のこと考えると結局どっちが良いのかわからなくなってきて、どういったポイントで考えたらいいか
    また気をつけたほうがいい点などあれば、ご教授願えませんでしょうか?

    ちなみに家はH30・5築のi-smartで、太陽光が19kw載ってます

    • タンタンさん

      コメントありがとうございます!
      お返事遅くなりごめんなさい!

      今、テスラ導入に大事なことは、自宅とよく行く場所の近くに急速充電ができる場所が有るか、なども大事かなと思います。
      テスラのSCがあればよいのですが、現状ですとイオンやコンビニの200Vの急速充電(ChaDeMo)でしょうか。

      お悩みの①と②ですが、めっちゃわかります!

      補助金のことを考えると迷いますよね。

      国産が良いか、
      外国車が良いか。

      例えば、修理費や代車などの借りやすさ、保険料金なども異なってくると思います。

      パワーウォールの設置やバッテリーの設置などについて、担当営業に問い合わせていますので、回答できる返答の場合はコメントさせていただきますね。お待ち下さい。

      太陽光、19kwものってるんですね!大きくていいですね。私は13kwだったかな?
      現在は大雪のため1円も発電してくれていませんが、雪解け後が楽しみです。

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